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忠政が津山に滞在中、城の庭内へ野ギツネが1匹迷い込んできた。それを目障りに感じた忠政はこの狐を睨み付けると、その狐は怖がってそのまま四足を縮めてその場に伏して固まってしまった。忠政はその狐を睨んだまま「誰かあれをつまみ出せ」と近習に命じ、近習が者が庭に下りて、忠政の面前を横切ったその瞬間、視線が遮られた狐はその場を飛ぶようにして逃げ去ったという。
忠政の目つきは相手を恐れさせる威力があったのかもしれない。津山本源寺にある忠政の木像も目がキリッとしていて、この目で睨まれたら震え上がりそうな印象で、また江戸城で地震に遭ったときも、嫡子の忠広を睨みつけて、動かないように命じているシーンもある。
(森勇己)
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